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記事によっては [雑情報]

品質・環境管理の国際規格「ISO」に関し、経済産業省が認証機関の関連団体に対して
臨時の審査を要請していることが、13日分かった。
11日の会見で、「埼玉工場はISO認証を受けており、廃棄物が一定量を超えると、
是正報告書を書かなくてはいけないため、消費期限切の牛乳を捨てづらかった
面もあったようだ」と釈明した。                       (1/13読売新聞夕刊)

最初に発覚した11月8日に、期限切れの牛乳を使っていたのは同工場で
数十年勤めたベテランの60代の男性パート職員で、
「においなどで判断し、問題ないと思った」と話しているという。
工場には原料使用の基準を定めた管理マニュアルはあったが、
作業に当たる職員1人がチェックするだけで済む仕組みだった。
複数でチェックする体制に切り替えたのは問題発覚後。そもそも、
「牛乳が余ることは想定していなかった」(同社)といい、
牛乳の廃棄方法の規定さえ存在しなかった。            (1/12web毎日新聞)

時期的に社名を書かなくてもわかってしまいますね。

ISO認定工場に、廃棄方法の規定が存在しないって?
詳しい内容はこれから判明していくと思いますが、
新聞も、TVもいろいろ見ないと、惑わされますね。
ISOってなんや?って事になってますね一応。

一応というのは、審査の時と、現実の稼動状況が同じだと
誰も思ってはいないでしょう。

  「飲食屋の厨房を見たら食えなくなる」、そんな、うわさ耳にしませんか?
  バイト経験のある人なら知ってますね。すぐに食べるから、たいていは大丈夫
  飲食までの時間があく、仕出屋、弁当屋、団体向け飲食屋が食中毒をだしています。
  保健所の検査は、受かってるのにね、理由は簡単、ルールを守らなかったから。

多少じゃなくて、大幅に違った?。徐々にか、一気にか、分かりませんが、
いったん、緩めると、だんだん、ゆるい方に流れますね。

ろぼっとけんさくにかからないように社名なしにしています(以下は資料です)



埼玉工場 ISO14001認証取得年月:2004年10月
〒所在地:〒352-0011 埼玉県新座市野火止4-19-21 敷地面積:23,810m2

埼玉工場長からのメッセージ
ISO14001の本格的な運用を開始した2005年度の活動を振返りますと、
掲げた環境目標の中で、電力使用量が前年比94.8%、事務用紙が同96.3%、
動植物性残渣の廃棄が同93.6%と削減目標を大きく上回り、環境活動を通じて、
ムダやロスの低減意識が全体に浸透し、根付いていることを裏付ける数字となりました。
2006年度は節水と更なる省資源・省エネルギーを重点目標として取り組んでまいります。

2000年(平成12年) 創業90周年。ペコちゃん誕生50周年。

2001年(平成13年) 富士裾野工場 ISO14001認証取得。
2002年(平成14年) 平塚工場・秦野工場 共に ISO14001認証取得。
2003年(平成15年) 野木工場 ISO14000認証取得。
2006年6月には、本社の品質保証部と資材部が品質管理規格「ISO9001」を取得している
(FujiyaのHPより)



ISO14000は、環境関係の国際標準規格。ISO本部において制定される。
環境ISOとも呼ばれます
ISO 14000シリーズのうち最も知られているのが、
環境マネジメントシステム(EMS:Environmental Management Systems)
に関するISO 14001。
企業(組織)の活動、製品及びサービスによって生じる環境への負荷の低減を、
持続的に実施するシステムを構築するために要求される規格です。
  組織が自ら環境方針および目的を定め、
  その実現のための計画(Plan)を立て、
  それを実施及び運用(Do)し、
  その結果を点検及び是正(Check)し、
  さらに次のステップを目指した見直し(Act)
  を行うというPDCAサイクルを確立します。

ISO14001認証登録のメリット
法的規制への準拠が実証できる。
関係者に環境対策に対する真剣な取り組み姿勢を実証できる。
前向きに改革に取り組む姿勢が実証できる。
顧客や提携先を新規開拓する可能性が増大する。
現在のリスクだけでなく、将来の環境リスクをもマネジメントし、改善することができる。
コストの削減、業務の標準化、効率化ができる。
ビジネス効率を高めることができる。
貿易の障壁を回避し、他社との競合で有利になる

自社へのメリットが強調されますね


あるアンケートでは
ISO14001を審査登録する際、重視した主な目的(1位から3位)
1位 「社会的責任」37.5% 『企業イメージの向上』16.9% 「地球環境への配慮」10.8%
2位 「社会的責任」16.8% 『企業イメージの向上』19.8% 「地球環境への配慮」25.0%
3位 「社会的責任」11.5% 『企業イメージの向上』25.1% 「地球環境への配慮」12.5%

地球環境よりイメージ向上が多いのです。本音なら、ダントツ1位ですね。
取得しないと不利になる(取引条件に取得企業)ケースもあるようです。
早い話、宣伝道具の色が濃くなってるんじやないの?


HACCPに関しては「民間の不祥事」も参考にしてください
飲用乳の製品の再利用に関するガイドラインについて リンク 
雪印乳業食中毒事件の原因究明調査結果について リンク 


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