映画「日本以外全部沈没」

深夜ＴＶでやってた。
パロディ映画？。ブラックジョークというより毒吐き。
抵抗力の弱い人は負けてしまうんだろう。

他国では上映不可能、在日外国人激怒必至な、
破壊的パロディ映画が誕生した。
ここぞとばかりに炸裂する差別的ギャグ、
笑いながらも後ろめたさが残る、
形容しがたい奇妙なテイストを味あわせてくれる。
と、宣伝文。
　
　
外人への皮肉より、自虐性を感じた。

排他主義で差別主義。
欧米崇拝も過去のもの、２番煎じの小中華思想を越え、
神の国、国粋主義に。
他国の不幸で、特別な存在との勘違いは助長し、
日本人とその他に、日本人以外難民生活。
人としてより、日本人としてが優先。

心の奥底に眠ってる気持ちが起きだしたのか？

土地をなくした外人と、心をなくしそうな日本人。
冷酷に殺すわけではないが、国外追放処分。
追放されれば生きていけないので同じだが、どうも日本的対処。
　
童話の様にいかない。仲良くなれない。
それは何故？
諦め、現実、恨み、憎しみ、妬み、蔑み・・問題が多すぎるから？
でも、童話を子供に読んであげる。
どうして？
　
地球の歴史にすれば、ほんの一瞬の人の歴史。
どんな抵抗をしようとも
変わらない未来
小さい世界で、争いは続く。
　
　
外国製ブラックユーモアより、詳細が理解できるだけに十二分に楽しめる。
テーマの大きい、安つくりな作品。
ただ、　
あぶない皮肉が、（好き嫌いがあるから）
そのままにしか伝わらない人もいるんだろう。
尖った先を、相手に向けるか、自分に向けるかで印象が逆に。
　
監督は、熱狂的なファンがいる人らしい。
原作は読んでいない。日本沈没は２作とも鑑賞済み。
本家より、格段に秀作。
　

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