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映画「17歳のカルテ」 [映画:ドラマ、ファンタジー]

原題 Girl, Interrupted(中断された少女)
いつか観ようと、のびのびになってましたが、やっと観れました。
当時の新進俳優が並びます。
出演者で魅かれた作品ですが、内容も負けていません。

{キャスト}『他の出演作品』
スザンナ: ウィノナ・ライダー:『若草物語』
リサ: アンジェリーナ・ジョリー:『トゥームレイダー 』
ジョージーナ:クレア・デュバル:『パラサイト』
デイジー: ブリタニー・マーフィ:『8 Mile 』
ポリー: エリザベス・モス:『多重人格』
トビアス・ジェイコブス(トビー): ジャレッド・レト:『アレキサンダー』
ポッツ博士: ジェフリー・タンバー
ウィック博士: バネッサ・レッドグレーブ
ヴァレリー: ウーピー・ゴールドバーグ:
ジャネット: アンジェラ・ベティス
シンシア: ジリアン・アルメナンテ
ジョン: トラヴィス・ファイン

{解説 公式HP抜粋}
原作はスザンナ・ケイセンの回想録。
自身、精神病院で2年間を過ごした彼女は、
人に明かしたことのなかった人生の一時期の光景をスケッチ風に綴り、
退院から25年後の1993年に出版した。

「どうしてあんなところに入ったのか、と人は尋ねる。
彼らが本当に知りたいのは、
自分たちもそこに入るなんてことがあるだろうか、ということ。
本音の方の質問に、
私は答えられない。言えるのはこれだけ……入るのは簡単よ」
スザンナ・ケイセン(原作者)

{あらすじ 公式HP抜粋}
夢と現実が混乱したことはある? 
お金があるのに万引きしたり、落ち込んだり……。私が異常だったのか、
時代のせいなのか。ありがちなただの“つまずき”だったのか。
ただ、とても寂しかった……。
時は1967年。
17歳のスザンナ・ケイセンは、ごく普通のアメリカのティーンエイジャーだった。
彼女はアスピリンを大量に飲んで自殺を図り、軽い気持ちで精神科に入院する。
そこで診断された病名は“ボーダーライン・ディスオーダー(境界性人格障害)。
この病院で出会った風変わりな女性たちは、彼女の親友になるだけでなく、
見失っていた自分自身を取り戻す道を明るく照らし出してくれた。

【ボーダーライン・ディスオーダー】
自己のイメージや長期的な目標、どんな友人や恋人を持つべきか、
どんな価値観をとるべきかに自信が持てない症状をいう。


人は、それぞれに悩みを抱えています。状況も事情もそれぞれです。
それが、抱えきれなくなった時、この世界に、自己の存在そのものに
疑問を持ってしまうのかもしれません。

映画の舞台は特殊な世界で、入院する事で隔離されます。
はたして、正常な世界はどちらなのでしょう。
ある一面だけでとらえると、内の世界が異常なのかもしれません。
それだけで、外の世界が正常とは言えない様に、
外の世界にも、異常で、狂ったことがいくらもあります。
どちらの居心地が良いのでしょう・・
精神科は、特別な存在として映画では描かれていないと思います。


『オズの魔法使』に作品コンセプトを結びつけたそうです。
残念ながら、私は、それをよく知りません。
人生に帰る道を探そうとしている女の子という意味なんだそうです。
誰もが不完全、故に、誰もが道を探しています。
入院は、
回り道の、遠回りの、休憩所のひとつだったのでしょうか。

 

60年代のアメリカ混乱期の状況は理解してません。
邦題の17歳は、
当時(2000年)の少年犯罪増加に影響されたようです。
今となっては、誤解を招きます。


カルテ(公式HPより)
リサ
【反社会性人格障害】他人の権利を無視し、侵害する。悪事に関する悔悟の念が全くない。
ジヨージーナ
【空想虚言症】架空のことを細部にわたって、いかにも真実らしく語る。
ジヤネット
【神経性無食欲症】食事をとらない。
デイジー
【神経性大食症】無茶食いを繰り返す。
ポリー
【反抗挑戦性障害】拒絶的、反抗的、挑戦的な行動様式。
【外傷後ストレス障害】危うく死ぬような出来事を体験、強い恐怖、無力感、戦標に襲われる。 




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