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新しい生活14 [古い話]

『貸し借りと節約』

7話で、O君がシャワーを借りに来るには、
12話で、703号室の風呂場が暗室になるのも関係します。
私がタオルを貸さないのは、
意地悪だからだけではありません
O君が毛深いからです。
というのは冗談です。
O君もそこまでズーズーしくはありません。持参します。
ご心配なく。
くどいけど、意地悪なんじゃないからね。

6話の”カモ”のおねいさんですが、かもってるだけではありません。
英会話教室の改装するという時には、
深夜に、皆で手伝いに行きました。
仕切りを取り外して、壁紙剥がして、新しいの張って、お手伝いです。
協力します。

けっこうケチです。失言、倹約家です。
工事費の工賃の高さには怒っています。
今も昔も同じです。人件費(工賃)高すぎです。
だから、動員されました。
ただ働きで、交通費も持ち出しです。

リフォームは素人集団です。
道具がありません。
剥がせても、綺麗に張るコツをしりません。
剥がしも雑です、残っています。
張ればわからんだろう・・・って
この辺がプロとの差です。

私は途中で呼び戻されます。
703号室から電話です。会社の上司です。
近くで飲んでて、酔い潰れた後輩を、
連れて帰れないから、泊めろと言っています。
703号室で世話になってるようです。
終電終わってます。タクシーで戻ります。
お金を持たずに乗ったのは初めてです。
上司がタクシー代払ってくれます。

結局は、タクシーで送った方が安上がりだったのに。
上司が丸損です。
日曜の遅い朝、世話になった後輩は
「僕のこと嫌いでしょう」
の言葉を残し、帰って行った。

「嫌いだよ」胸のうちで少し思った。


その日の午後、
途中で抜けた、素人工事のその後を聞いた、
「終わったような・・」
結局、中途半端なの?

後日、おねーさんは言った。
「後は、業者に頼んだ」
全部やり直しだったって。

やり手なのかどうなのか。
われわれも、
頼んない集団だったのね。



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