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新しい生活3 [古い話]

買出しは、土曜日に”ライフ”に行きます。
”東急ストア”より庶民的だから?
いいえ、山手通りを渡らなくてもいいからです。
1週間分だと、そこそこ重いです。

自炊をします。節約の意味もありますが、
独りで外食するのが苦手だからです。

仕事を終えて、明かりの消えた部屋に戻ってきます。
明かりを点ける時、独りなんだと実感します。

そんな時、電話のベルが鳴ります。
誰?

「もしもし、来ませんか?」
「ハィ?」
「隣です」 

隣なのに、電話でお誘いなところに
少し遠慮があるのかもしれません。

新参者です。
出入りするメンバーにご挨拶です。

「”私”です。会社員です。」

「H田です」
「Y江です」
「E里です」
「O澤です」
「E子です」
皆の年齢差は15・6才ありますが、
普通のおねーさん、おにーさんです。

お仕事はなんですか?
カメラマン、デレクター、デザイナー、社長、通訳。

なんなん(何なの)この集まり。
京都の一般会社員には、ちょっと東京が羨ましく思えます。

カタカナ的職業に憧れがあるのかも知れませんが、
未熟ではありますが自称SEです。言葉の響きだけではありません。
自由業で生計を立ててる事に対する憧れだったと思います。




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新しい生活2 [古い話]

703号室がお隣です。

7階には3部屋あります。私は702号室。
1DKです。
トイレと風呂は同じドアですが、ユニットバスではありません。
眼下に山手通り、早朝を除いて車がとだえません。
窓全開では、多少騒音に感じます。
それより粉塵が嫌でした。便利さと引換です。

八丁堀まで日比谷線に乗ります。
社員は日比谷線、東横線の沿線で部屋を探すのです。
借上げ社宅というシステムです。
会社が家賃の8割負担します。
自分で見つけた物件ではありません。
給料では住めなかった場所です。

隣の部屋は1LDKで一部屋分広いのです。

「隣に引越してきました”私”です」 挨拶に行った時
「入りませんか」 とお誘いです。
「?」 怪しいサークルか??
「どうぞどうぞ」 気さくに招ねく奥さん
「じゃあちょっと」 すこし警戒もしながら興味津々です
「はじめまして”私”です」 手土産を渡しながら
「京都からきました」 
「姫路です」
関西人やん
無意味に警戒心を取ってしまうのはダメなんだけど
安心したのは事実です
東京・関東がどうの ではなく
薄い(細い)共通点に、つながりを求めていたのだろうと思います

K夫婦が隣の住人です。確か1,2才年下。
カメラマン助手(のちに独立)
その時、お客さんがいたのか、後から来たのか
記憶が、さだかではありません。
初日の出来事なのに、記憶の登場人物に残ってません。

K夫婦以外に、いつも誰かが部屋にいました。
それが原因なのかと思っています。


東京メトロ 
日比谷線中目黒 
東急電鉄 
東横中目黒 




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新しい生活 [古い話]

もう直ぐ引越しの季節です
新しい生活が、新しい土地で始まるのは、
期待、不安どちらが多くを占めているのでしょう。

学生時代は自宅から通った私の場合、
社会人2年目の転勤が初めての引越しでした。

自分の給料で、家具を揃えました。
テレビ、冷蔵庫、小さい引出、カーペット・・
炊飯器、サイコロ形の組合せ棚、あと何買ったんだろう・・
結構、貯金を使った気はするのですが、
こんなものなのかも知れません。

荷物は、引越しのサ カ イに頼みました。
トラックに単車も載せて、私は新幹線で移動です。

東京都目黒区上目黒が、新しい生活の場所です。
中目黒駅まで徒歩2分弱。
7階の部屋からホームの様子が分かります。

もう、ずいぶん昔の話しですが、よく憶えてる引越しの日。
多分、期待の方が大きかった、気がします。

他人事の様に言ってしまったのは、
何に期待していたのだろうと、顧(かえり)みてる自分がいるからです。

引越しの挨拶に行った隣の部屋で、
その後、時々、晩ご飯をご馳走になるなんて、
思ってもいない東京1日目でした。


他の家具や日用品は後々買い足していきました。


東京から戻る時の引越しは、ハ トのマークの引越 センター。
全国引○専門 協同組合 連合会というところです。
集荷業者と輸送、配送、が別の業者になるので、
デメリットが多いです。
私の場合、荷物がなくなり、家具に傷が付きました。




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