目がテンで京都地下水脈 [雑情報kyoto関係]
『所さんの目がテン』で、
「春の京都へ絶景の秘密」というタイトルで、京都の地下水脈を取り上げていました。
日曜朝7時から放送なので、録画セットしておきました。
京都の神社仏閣は、池など水がかかせない。
京都には豆腐屋さんが多い
京都のふろや(銭湯)は、水風呂の設置率が高い(日本一)
京料理は、京都の水だからおいしい
錦はむかし魚屋街だった
関西大学の楠見教授の調査内容などが紹介されました。
楠見教授の本が出版されてないか探してますと
『素敵な宇宙船地球号』(テレビ朝日系日曜23:00)の446回
「京都地下水物語」 ~古都を支えたナゾの地下水脈~
2月25日放送分の番組が、が見つかりました。
所テンでも出てきた、
京料理の菊乃井赤坂店が出汁に京都の水を運んで使っている 話や、
もともと魚市場だった錦市場の、成り立ちに紹介された地下室も同じでした。
京都の水の方がミネラル分が少なく「やわらかい」ので、
昆布だしには適しているのです。(グルタミン酸が失われない)
まー、同じ様なTV番組はいくらでもあるから・・と思ってたら、
『NHKスペシャル』 アジア古都物語 千年の水脈をたたえる都
2002年6月23日(日)放送
京都の地下に琵琶湖に匹敵する大水脈が見つかった。
茶道、生け花、染め物等、京都の伝統を支えた水脈である。
一番内容の濃いのが、4年以上前に放送されていました。
こちらはDVDや、本が出版されています。
視聴者の対象が違いますから・・・こんなところでしょう
白黒つけない か ・・俺♪ (× へた ちょっと無理がある)
パクリのパクリとは決して言いません。
ニュースで以前に見てますから、初めて知った事ではありません。
「ふ~ん」か「へ~ぇ」で聞き流していたのです。
いいきっかけだったのです。
関西大工学部(大阪府吹田市)の楠見晴重教授によると、
京都盆地の地下水量は211億立方メートル。琵琶湖の8割ほどもある。
水の出口は天王山(大山崎町)と男山(八幡市)の間の1カ所だけで、
この2つの山の岩盤の深さは約30メートル-50メートル。
豊富な地下水を盆地にとどめる天然の地下ダムの役割を担っている。
深い砂れき層と、その下の岩盤。琵琶湖からの水が宇治川を通じて流れ込み、
京都地下の伏流水にもなる。「京都には水をため込む条件が整っている」。
最も深い巨椋池周辺の岩盤までの深さは800メートルに及ぶそうです。
平安京では朱雀大路を境に左京と右京が作られた。
左京が発展していくのに対し、右京は次第に衰退、
その理由として考えられるのは地層の違いによる水質の良し悪し。
左京は砂礫層(主に砂と小石)でできているため水質が良く、
特に下鴨神社、御所、二条城など重要な所は
粘土含有率の少ない場所に一直線に並ぶように建てられている。
豆腐、湯葉、京野菜、伏見の酒などの食文化、染め物、茶道など、
京都は水の育むさまざまな文化を有している
ステータスシンボルとしてそれぞれの屋敷に地下水を引き込み、
池を造る。池を使った遊び、より芸術的な庭園風景が考え出されたことで
日本庭園文化の基礎が築かれ、池を中心とした文化が広まったことが、
京文化を発達させていった要因の一つとも言われる
大変興味深い内容です。古本探し中です。
おみずリンク
京の名水 : 京を歩けば : 京都こだわりどっとこむ : 京の名水
水の出口のひとつ、大山崎にいち早く目をつけたのがサントリーです。
(山崎蒸溜所の案内から)
わが国初の蒸溜所が開設されたのは、今から80余年前の1923年。
「水生野(みなせの)」と呼ばれた名水の地「山崎」
に日本のウイスキーの扉は開かれました。
ここ山崎は、万葉人が清流を歌に詠み、
中世の貴人は離宮に集って狩りや詩歌管弦に興じた山紫水明の地。
茶道を究めた侘び茶の祖、千利休も、現在の山崎蒸溜所のすぐそばにある茶室
「待庵(たいあん)」で茶を点てたといわれています。