新しい生活2 [古い話]
703号室がお隣です。
7階には3部屋あります。私は702号室。
1DKです。
トイレと風呂は同じドアですが、ユニットバスではありません。
眼下に山手通り、早朝を除いて車がとだえません。
窓全開では、多少騒音に感じます。
それより粉塵が嫌でした。便利さと引換です。
八丁堀まで日比谷線に乗ります。
社員は日比谷線、東横線の沿線で部屋を探すのです。
借上げ社宅というシステムです。
会社が家賃の8割負担します。
自分で見つけた物件ではありません。
給料では住めなかった場所です。
隣の部屋は1LDKで一部屋分広いのです。
「隣に引越してきました”私”です」 挨拶に行った時
「入りませんか」 とお誘いです。
「?」 怪しいサークルか??
「どうぞどうぞ」 気さくに招ねく奥さん
「じゃあちょっと」 すこし警戒もしながら興味津々です
「はじめまして”私”です」 手土産を渡しながら
「京都からきました」
「姫路です」
関西人やん
無意味に警戒心を取ってしまうのはダメなんだけど
安心したのは事実です
東京・関東がどうの ではなく
薄い(細い)共通点に、つながりを求めていたのだろうと思います
K夫婦が隣の住人です。確か1,2才年下。
カメラマン助手(のちに独立)
その時、お客さんがいたのか、後から来たのか
記憶が、さだかではありません。
初日の出来事なのに、記憶の登場人物に残ってません。
K夫婦以外に、いつも誰かが部屋にいました。
それが原因なのかと思っています。
東京メトロ
日比谷線中目黒
東急電鉄
東横中目黒