『手紙』オンライン試写会 [映画:ドラマ、ファンタジー]
珍しく試写会が当った。試写会といってもネット上。
小さい画面で観る事になった「手紙」
東野圭吾原作作品
と、言っても読書離れして久しい私は、知りません。
直木賞作家で、江戸川乱歩賞、日本推理作家協会賞、本格ミステリ大賞
を受賞してることも、ベストセラー作品が一杯ある事も知りませんでした。
原作と比較する事なしで観る事になります。
映画広告は、
絆とは何か。罪を償うとはどういうことか。
映画化に際し、原作者は
罪を犯すとはどういことか、刑罰とは何なのか、真の更生とは・・そんなことを考えながら
書きました。いわば自分自身が信念を築かねばならなかったわけで、苦悩の陽ともいえます。
監督は
人間って捨てたもんじゃねぇ、ってことを伝えたかったんです。
キーワード
差別のない国を探すんじゃない、君はここで生きていくんだ。
兄貴、元気ですか?これが最後の手紙です。
ホームページや広告に、いろいろな言葉が、並んでいました。
観る前に、いろいろ考えました。
犯罪(強盗殺人)を犯した家族(兄)がいるために狂う人生の話なんだ。
映画では兄と弟なんだけれど、実際
家族、血縁者、婚姻者、友人、同窓生、同僚、近隣、街、国
何処までが境目になるんだろう。誰が決めるんだろう。
世間の仕打ち、背負わされる運命、耐えられる人がいるんだろうか
いい映画を観れました。簡単な感想です。
重いテーマなのかもしれませんが、暗くはありませんでした。
個々のことばに、いろいろな感情が湧きます。
いくら努力しても、付きまとう「カゲ」が全てを消してしまう時、
「カゲ」を、恨みますか、無くなればいいと思いますか?
うまく隠しても、誰かが何処からか、スポットをあてます。
罪は消えません、罰では消えません。
でも、許す事はできます。